ギャンブル依存症をやめさせるには。大切な家族を依存症から助けたい方へ
ギャンブル依存症は本人だけではなく、家族にとっても深刻な悩みです。
繰り返す借金、お金をせびられ、そして最悪の場合、暴力を振るわれる、また、法を犯す犯罪にも繋がりかねません。
ギャンブル依存症であることを自覚し、克服しようという態度ならまだ救いようがありますが、そうでなければ尚更深刻です。
なんとかして大切な家族を救いたい。
そんな思いの方は多いのではないでしょうか。
今回はギャンブル依存症の家族に悩む方へ記事を書いています。
私は過去にギャンブルによって、思い出すのも辛くなるような壮絶体験をしてきましたが、現在はギャンブルは一切しておりません。
したいとも思いません。
ギャンブル依存症は一生治らないと言われていますが、必ず克服できます。
私が克服できたのですから。
私は幸い自分自身で克服しましたが、ギャンブル依存症に陥っている人のギャンブル欲は半端なものではありません。
やめたくてもやめられない。
ダメだと理解していても、お金さえあれば、有り金すべてをパチンコへ費やすことは当たり前です。
そんなギャンブル依存症に陥っている本人も苦しんでいるのかもしれませんが、家族にとっても大変深刻な悩みです。
なんとかして助け出したいと思っているはず。
初めに、ギャンブル依存症の人に対応するにあたって注意する点があります。
それはギャンブルをしたことに対して、叱らない、人格を否定するようなことは絶対にしない。
ギャンブルをしない人にとっては何故負けても負けてもギャンブルを繰り返すのか理解できないと思います。
しかし、ギャンブル依存症は、やめたくても、やってしまうという心の病です。
その病に対して批判しても意味はありません。
逆撫でして家族間の関係が悪化するだけです。
まずは優しく話を聞くことから始めましょう。
やめたい意思はあるのか?
借金の有無。
ギャンブル以外のお金の使い道について。
(やりたいことや欲しいものなど確認。モチベーションアップのため)
やめるために自分でできる解決策。
やめるために家族が協力できることはないか。
(無理矢理やめさせることは不可能なので無理強いはしないことが重要)
協力して欲しいという要望があれば、愛を持って協力する。
協力といっても借金の肩代わりなどお金の援助ではありません。
ギャンブルをしないようにお金を管理することは良いでしょう。
万一ギャンブルをしてしまった場合は必ず報告すると約束する。
ただし、それに対して絶対に怒らないと約束する。
甘すぎるんじゃないかと思うかもしれませんが、依存症の人にとっては、家族や知人にギャンブルをしたことについて、とやかく言われるのはとても嫌なものです。ストレスが溜まり逆効果になりかねません。
本人の意思ではなく、病気なんだということを再確認し、接しましょう。
別な記事で書きましたが、ギャンブル依存症に陥ってると部屋が散らかってることが多いです。
もし、本人の部屋が散らかり放題、汚れ放題なら掃除を薦めましょう。
本人がどうしても掃除をしないなら、了承を得て可能な限りピカピカにしてください。
汚い部屋にいると心も荒んでいきます。
綺麗な部屋にいると、心が洗われるような気分になります。
一見、ギャンブル依存症に関係ないように思えますが、効果絶大です。
ギャンブルしないで帰宅しても気分よく過ごせること、まっすぐ家に帰るのも苦痛ではなくなります。
これまではギャンブルをやめたいという意思がある人に対しての接し方です。
もし、本人が悪びれる様子もないなら、慎重に対応しなければいけません。
公的機関に相談すると自助グループに参加することを勧められますが、私個人の考えですがお勧めはしません。
私自身何回か通ってみてましたが、ギャンブル依存症の人たちに囲まれてると気が滅入るだけです。
同じような体験をしてる人が沢山いるので、自分だけではないんだなという安心感は得られるかもしれません。
しかし克服にはつながらないと思っています。
通い続けるにも、本人の強い意思が必要ですし、やめたいと思っていない人には無理でしょう。
どんな方法であってもやめたいという思いを抱かせることが重要です。
責めることはせず、依存症という心の病だということを伝えましょう。
そして、ギャンブルをやめるために一緒に頑張ろうという気持ちで話しましょう。
間違っても相手を批判することは避けてください。
批判ばかりしてると、隠れてギャンブルをするようになるので、さらに悪化する可能性があります。
叱りたい気持ちはわかりますが、本人に素直になってもらい、何でも話せる関係になることが近道だと思います。
ギャンブル以外で日々の幸せを一緒に見つけれるよう前向きに接しましょう。
人生において、ギャンブルは浪費でしかありません。
そのことに本人が気づくまで焦らず接しましょう。
