NHKの『ドキュメント７２時間』っていう番組はご存知ですか？
私は結構好きで、毎回録画して欠かさず見ています。
様々な人間模様がみれることで、純粋に面白いですし、人生について考えさせられることもあります。
2018年6月8日の放送は、パチンコ屋さんを舞台にしたドキュメント内容。
「１円パチンコに哀歓あり」
取材地は宮城県石巻周辺ののパチンコ店。
気になる内容ですね。
最初に感想をいってしまうと、パチンコを美化しすぎだなと感じました。
毎日のようにパチンコ屋にやってくる人達の話を聞くと、みんな色々な想いでパチンコをしているんだなぁと思いました。
なんとなく、この番組作りがうまいのか、良い話に聞こえてしまうんですよね。
取材を拒否する人が多かったようです。
そりゃそうですよね。
もし、私がパチンコを打っている時にTVの取材が来たら、逃げます。
自分がパチンコをしている姿を全国放送されるなんて、たまったもんじゃありません。
取材を許可してくれた人は、ほんの一握りだと思いますが、色んな人がいましたね。
まず、皆さんのパチンコをする動機が気になりました。
パチンコをする動機
・暇だから。
・退屈だから。
・やることがない。
・家に帰っても誰もいないから。
・嫌なことを忘れられる。
・無になれる。
・嫌なことを一瞬忘れられる。
・台がキレイだから。
・音がないと色んなことを考えてしまうから。
などなど…
みんな、動機はそれぞれですね。
たしかに１円パチンコだから、大金を注ぎ込んで、なんとか勝とうという人は少ないのかもしれません。
しかし、愛犬が亡くなって悲しい時にも、泣きながら打っていたという経験をもつ女性もいました。
その女性は毎日パチンコをしているようです。
自分でもなぜそんな悲しい時にパチンコなんてしているんだろうと自問自答していたようです。
完全にパチンコに依存しているんだろうと思います。
私も過去はこんな時になぜパチンコを打ってるんだろうという経験がたくさんあります。
でもそれは、嫌なことを忘れられるからという理由ではありませんでした。
単にパチンコを打たずにはいられなかっただけです。
打ってる最中は、なんて最低な人間なんだろうと思いながら打っていました。
嫌なことを忘れるためという理由は、自分を正当化するための言い訳にしか過ぎません。
嬉しい時も悲しい時もパチンコを打つのがパチンコ依存症です。
ある女性の言葉が気になりました。
介護施設に勤務している72歳の女性の言葉。
「ちょっと寂しかもしれないね。パチンコが人生なんて。でも私はそれでいい…」
とても品の良い女性ですが、毎日のようにパチンコを打っているようです。
やはり自分でもパチンコばかりの人生なんて悲しいとわかっているのに…
それでもいいと割り切ってしまっている。
もったいないなと思いました。
もっと素敵な人生を送れるのになと思います。
笑顔が優しいこの女性。
何かのきっかけで、パチンコ以外の生きがいを見つかればいいなと思います。
障害をもった中学生の子供を持つ男性のお話。
子供が寝てからパチンコに来るようです。
シングルファザーとのことですが、障害のある中学生を一人にして夜パチンコに出かける。
ちょっとした息抜きなのかもしれませんが、大丈夫かなとちょっと不安になりました。
生まれてすぐに一人で育てているので、相当苦労していると思うので息抜きも必要だと思いますが…
お付き合いしている女性もいるようなので、新たに幸せな家庭を築ければいいなと思います。
他にも色んな人生を垣間見れました。
勘違いは良くない
この番組では、なんとなくパチンコが良いものに感じてしまうから不思議です。
なんか人間らしいなと思えるんですよね。
でもやっぱり、女性が言っていたように、パチンコが人生なんて悲しいです。
ましてや、大金を失って、借金を背負ってまでするのは命の無駄遣いです。
この番組を見て、パチンコは良いものだなんて考え直さないようにしてくださいね。
取材を受けた人達は皆さん、人が良さそうな人ばかりでした。
どうか良い人生を歩んでほしいですね。
まだ観てない人も再放送があったら、是非観てみてください。
